長野
2017年10月12日 紙面から
二十二日に投開票される衆院選の期日前投票が十一日、始まった。各市町村で少なくとも一カ所に設置され、初日は八十九カ所に開設された。選挙戦終盤にかけて追加され、合計で百七十カ所に設けられる。
二十二日の投票日に仕事や旅行、入院などの予定があっても事前に投票できる制度。期日前投票所は市役所や公民館のほか、高森町のアピタ高森店とショッピングセンターパースなど一部の商業施設にも設けられる。
長野市役所の一階ロビーに設けられた投票所には、子ども連れの女性や中高年の有権者が投票に訪れた。同市篠ノ井の会社員奥野芳明さん(66)は「社会保障の充実を実現してほしい」との思いで一票を投じた。
最高裁の裁判官がふさわしいかを判断する国民審査の期日前投票も、それぞれの期日前投票所で十一日に始まった。
前回の衆院選までは、期日前投票の始まる日が衆院は投票日十一日前、国民審査は投票日七日前と定められ、最初の四日間は一度に投票を済ませられない問題があった。昨年に最高裁裁判官国民審査法が改正され、開始日を一致させた。
(衆院選取材班)