長野
2017年10月6日 紙面から
社民党県連幹事長で元県議の中川博司氏(59)は五日、長野市内で会見し、衆院選に長野2区から立候補すると発表した。同県連も常任幹事会で中川氏の公認を決め、党本部に申請した。中川氏の出馬を受け、共産党は2区で擁立した新人清沢達也氏(43)の立候補を取り下げた。
社民党県連は野党共闘を目指し、民進党の元職下条みつ氏(61)を統一候補にする考えだったが、安保法制と憲法改正を容認する希望の党の登場で状況が変わった。「下条氏に無所属での立候補を促したが、拒否された」と明かし、「安保法制を廃止し、憲法を変えない政権をつくりたい」と立候補を決意した。
安保法制廃止と護憲の他に、安倍晋三政権で拡大した格差の是正も訴えていく。
2区は他に自民前職の務台俊介氏(61)と維新新人手塚大輔氏(34)も立候補を予定、四人の戦いになる見通し。