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長野

「野党共闘で臨む」曽我氏が出馬表明 5区無所属

2017年10月5日 紙面から

 前中川村長の曽我逸郎氏(61)が四日、伊那市で会見し、衆院選の長野5区から無所属で立候補すると正式に表明した。共産党は同日の党県委員会大会で、5区で擁立した新人水野力夫氏(37)の出馬取り下げを発表。曽我氏は「基本的な政策は一致している」と述べ、立憲民主、共産、社民の三党に推薦を求める考えを明かした。

 5区は自民前職の宮下一郎氏(59)、希望新人の中嶋康介氏(40)との三つどもえの戦いになる公算が大きい。

 会見した曽我氏は、安倍晋三首相と希望の党の小池百合子代表は改憲に前向きな点で「根っこは一緒」と強調。「選挙後に二人がつながり、日本がおかしな方向へ引っ張られることを阻止しなければいけない」と語った。

 曽我氏は電通勤務を経て二〇〇五年に中川村長選で初当選。三期務めて今年五月に引退。市民団体「伊那谷市民連合」代表として野党統一候補の擁立を模索する中、民進の新人中嶋氏が希望公認となり、出馬を決意した。

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