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長野

中川元県議を2区擁立へ 社民

2017年10月5日 紙面から

 衆院選で、社民党県連幹事長の中川博司氏(59)が長野2区から同党公認で立候補する意向を固めたことが四日、関係者への取材で分かった。中川氏が本紙の取材に「野党共闘の原点は、安保法制や共謀罪の廃止だ。その受け皿を作りたい」と明かした。共産も中川氏で一本化し、新人の清沢達也氏(43)の立候補を取り下げる方向で調整する。

 2区では民進元職の下条みつ氏(61)に野党候補一本化が模索されたが、下条氏が希望の党の公認を受けたことで決裂した。社民県連は新たな候補として、五日午前の会合で中川氏の擁立を最終判断する。4区は社民が共産新人を支持する方向で共闘を図る。

 中川氏は松本市職員や自治労県本部青年部長、衆院議員秘書などを経て、二〇一一年の県議選で松本市選挙区で初当選。一五年は次点で落選した。国政選挙は二〇〇七年の参院選県選挙区、〇九年の衆院選長野2区に出馬し、いずれも落選している。

 2区で野党共闘を呼び掛けている市民団体のうち「本気で止める戦争!松本アクション」の呼び掛け人の松本猛さんは中川氏の擁立方針を受け「社民、共産と市民団体が一緒に推せる候補になるよう協議したい」と話した。2区には自民前職の務台俊介氏(61)と維新新人の手塚大輔氏(34)も立候補を予定している。

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