長野
2017年10月5日 紙面から
衆院選に向け、共産党県委員会は四日、決起大会を松本市で開いた。長野4区での公認候補当選と比例での県内二十万票得票、北陸信越ブロックでの二議席獲得を目指すことを確認した。
鮎沢聡委員長は民進の候補者が希望の党の公認を得たことについて「安保法制を容認する希望の党は自民の補完勢力にすぎない。市民と野党の共闘を踏みにじる行為だ」と批判。希望の党には協力せず、社民との連携を進める方針を表明した。
鮎沢委員長は長野1区で前職の篠原孝氏が希望の公認を受けず無所属で出馬することについて「共通政策で一致できるなら、前向きに一本化の協議を進めたい」と述べた。当選後も希望の党に入党しないことなどを求め、一致できれば篠原氏で一本化する方針。
5区で前中川村長の曽我逸郎氏が出馬表明したことを受け、立候補を取りやめる水野力夫氏(37)は「決意に心から敬意を表したい。曽我さんの勝利に全力を注ぐ」と話した。