十月二十二日投開票の衆院選に向け、県警は二十九日、県警捜査二課と県内二十二署に選挙違反取締本部を設置した。十月一日に長野市内で署長会議を開き、取り締まり方針を確認する。

　県警によると、二十八日までに違法なポスターを掲示したとして一件の警告を出した。前回衆院選では、集会で自民候補への投票を呼び掛けるなどの選挙運動をした投票管理者の男性一人を公選法違反の疑いで書類送検。指定場所以外に無許可でポスターを貼ったなどとして出された警告は三十五件だった。

　県警捜査二課の担当者は「厳正公平に取り締まりをして、悪質な違反行為には事前摘発も辞さない方針で臨む」と話した。