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長野

自民「戦いやすく」共産「共闘しない」 民進の希望合流

2017年9月29日 紙面から

 民進党が希望の党に事実上合流する方針を決定したことに対し、自民党県連幹部は「戦いやすくなった」と受け止め、野党共闘に前向きだった共産党県委員会幹部は「希望とは共闘できない」と切り捨てた。

 自民県連の萩原清幹事長は民進、希望の合流について「昨年の参院選は野党共闘で打撃を受けた。今回、共産は全選挙区に候補を立てるだろう。県内はむしろ戦いやすくなった」と分析する。「(候補の)顔触れはあまり変わらない。北朝鮮問題に対応できるのは、自公だけなど訴えたい」と語った。

 共産党県委員会の鮎沢聡委員長は「希望は安保法制容認を明確にしている」と指摘。「安保法制撤回は野党と市民の共闘の原点。希望とは共闘できない」と話し、希望の候補には対抗馬を立てる方針を示した。「安倍政治を終わらせるチャンスと訴えていく」と話した。

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