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長野

立候補予定者、街頭へ

2017年9月29日 紙面から

 衆院が解散された二十八日、前職や元職、新人の立候補予定者は早速、地元選挙区の街頭に立ち、有権者に支持を訴えた。民進党が希望の党への合流を決め、選挙の構図が混沌(こんとん)とする中、短期決戦の選挙戦がスタートした。

 自民は前職五人全員の選挙区当選を目指す。5区前職の宮下一郎氏(59)は解散後に国会で取材に応じ「三遠南信自動車道やリニア中央新幹線の開通を見すえ、産業や商業、観光の発展につながる地方創生を訴える」と強調した。希望の党には「どういう構図になろうとも、負けるわけにはいかない」と話した。

 維新は新人二人を擁立している。2区から立候補予定の新人手塚大輔さん(34)は早朝からJR南松本駅前でマイクを握り「何のための解散、選挙なのか分からないが、消費税10%増税など国民をなめきった政治を変えるチャンス」と訴えた。注目が集まる希望の党には「しっかり政策を訴え、第三極としてぶれずにやっていくだけ」と力を込めた。

 共産は五選挙区全てに新人を擁立する。4区から立候補予定の新人毛利栄子さん(66)は下諏訪町で支援者ら約百人を前に演説。希望の党について「権力にしがみつきたい、議員の身分で居続けたい人のための希望の党だ。そんな政党に政治を任せるわけにはいかない」と厳しく批判した。消費増税中止などを訴え、支持を呼び掛けた。

主な政党の公約

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