安倍晋三首相が二十八日召集の臨時国会冒頭にも衆院を解散する方針を固めたのを受け、民進党県連は二十日、長野市内で緊急の選挙対策会議を開いた。羽田雄一郎県連代表ら衆参の国会議員四人が出席し、現職と元職の候補者調整のついていない長野３区で調整を急ぐ方針を確認した。

　３区は旧維新の党から合流した現職井出庸生氏（３９）と旧民主の元職寺島義幸氏（６４）が立候補の意向で、調整がついていない。

　会議では、比例代表での優遇なども含めて両者当選を目指すことで一致した。党本部への働き掛けを強めていく。立候補予定者の決まっていない長野４区については、引き続き擁立に努める方針を確認した。

　（今井智文）