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長野

維新が県総支部設立 全選挙区に候補擁立へ

2017年5月17日 紙面から

 日本維新の会は十六日、県総支部の設立を発表した。代表に就いた吉田豊史衆院議員(比例北陸信越ブロック)が長野市内で会見し、次期衆院選で長野1区に会社役員の新人橋本将之氏(36)、長野2区に飲食店経営の新人手塚大輔氏(34)を擁立するほか、県内全五選挙区で候補者擁立を目指す方針を表明した。

 前身のおおさか維新の会が二〇一五年に結党して以降、県総支部の設立は初めて。会見に同席した井上英孝党組織局長は「長野に維新を根付かせるため、地方選でも一人でも多く擁立する」と述べた。来春の上田市議選で候補者を擁立するほか、今年十月の長野市長選でも独自候補の擁立を模索する。

 橋本氏と手塚氏はおおさか維新だった昨年五月から選挙区支部長に選任されている。橋本氏は「維新の『身を切る改革』を長野に浸透させる」、手塚氏は「若い世代からの支持を拡大させたい」と意気込みを語った。

 橋本氏は長野市出身で英国グラスゴー大学大学院修了。二〇一三年の長野市長選で無所属で立候補したが、落選した。手塚氏は松本市出身で成蹊大卒。一五年の県議選松本市選挙区で政治団体「有志党」から出馬し落選した。

 (今井智文)

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