台風２１号の影響で伊勢、鳥羽の両市が開票作業を二十三日に延期したため、県内の小選挙区の投票率は二十二日時点で確定しなかった。二十二日時点の投票率は５７・０９％だった。前回選は５６・２０％。

　期日前投票者数は三十六万七千百六人で、前回より十八万九千九百三十九人増え、過去最高を記録。一方で、台風２１号が接近したため、投票当日に投票した人は減ったとみられる。郵送による不在者投票者数は、前回より四百四十五人多い八千四百三十一人だった。

　選挙区別では、４区の６０・３５％が最も高かく、３区は最も低い５６・０３％。１区は５６・６５％、２区は５６・０７％。市町別投票率で最も高かったのは熊野市の７０・４７％。２、３区にまたがる四日市市は最も低い５３・１５％だった。

　志摩、鳥羽の両市の計六島は、台風の影響で投票箱を運ぶ船が運航できない可能性があるとして、投票日を二十一日に前倒ししていた。