五年ぶりの国政復帰を目指した希望元職の藤田大助さんは小選挙区で落選。伊勢市の事務所で「力不足をおわびする」と支持者に頭を下げた。台風の影響で比例の当落確定は二十三日にずれ込んだ。「党も苦戦しているが、比例を冷静に見守りたい」とテレビの開票速報を気にしていた。

　解散直前、所属していた民進が希望に合流。立憲民主や無所属も含め三つの選択肢から、安倍政権の対抗軸になり得ると希望からの出馬を選んだ。

　五年にわたり地域の声を聞いた実感を基に地方重視の政策、しがらみのない政治を訴えた。「志は変わらない」と強調。連合などの支援も得たが、野党共闘は実現せず、小選挙区で三ツ矢さんに四度目の敗北を喫した。