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三重

6離島、投票を21日に 台風接近、志摩市議選も

2017年10月20日 紙面から

 衆院選(二十二日投開票)で県選管は十九日、台風21号が接近していることを受けて、鳥羽、志摩市の六離島での投票を一日繰り上げて二十一日に実施すると発表した。荒天で投票箱を輸送できない事態を避けるためで、記録が残る限りで県内での投票日繰り上げは初めてという。

 繰り上げとなるのは、鳥羽市の答志、神、菅、坂手の四島と、志摩市の間崎、渡鹿野の二島にある計六島の八投票所。志摩市の二島では二十二日投開票予定の市議選の投票も繰り上がる。投票締め切りは午後六時。これに伴い六島の有権者は二十一日の期日前投票はできなくなる。

 津地方気象台によると、台風は二十三日にかけて県内に最接近する見通しで、投票日の二十二日も強い雨の恐れがある。県内の外海では二十一日から、三〜四メートルの高波になる恐れがある。県選管は、船での投票箱輸送が難しい場合、前回二〇一四年の衆院選と同様に、自衛隊にヘリでの輸送を依頼することも想定している。

 離島以外での投票日変更の予定はないが、県選管は「二十二日は台風で投票所に行きづらくなる恐れがある」として、県全域で期日前投票を積極的に活用するよう呼び掛けている。

 (森耕一)

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