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三重

「投票所入場券まだ?」 四日市で問い合わせ相次ぐ

2017年10月18日 紙面から

 二十二日投開票の衆院選で、四日市市選管に市民から「投票所入場券が届かない」という問い合わせが相次いでいる。その中には「期日前投票に行きたい」との照会も。選管側は、今後はできる限り早く届けるよう改善を図る方針。一方、期日前は入場券がなくても本人確認ができれば投票することができる。

 入場券は、公選法の施行令で「市町村選管は公示(告示)日以後、できるだけ速やかに交付するよう努めなければならない」と定められている。市選管は解散がささやかれた九月中旬から準備を開始。入場券は作製業者を入札で選び、券の印刷や封筒への封入作業を経て今月十三日、全世帯分を発送した。

 選管によると、発送までの日程は二〇一四年の前回選と同じ。入場券は遅くとも十七日までには届く予定という。担当者は「参院選などと違い、日程が読めない衆院選では最短での作業を心掛けているものの準備の難しさがある」と話す。今後は「速やかに交付している他自治体の事例を研究し、改善につなげたい」とする。

 四日市市の有権者の期日前投票所は六カ所。各会場で住所、氏名、生年月日を記入し、二十二日の投開票当日投じられない理由を選択し投票する。市は小選挙区で2、3区にまたがっているが、期日前ではどの投票所でも両方の選挙区の投票ができる。

 (曽田晋太郎)

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