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三重

希望めぐって応酬 4区

2017年10月15日 紙面から

 県内唯一、希望の党候補がいる4区で公示後、その希望の党をめぐる応酬があった。

 安保法制賛成を選別条件にした希望。しかし、民進党元職だったが希望公認で出馬した藤田大助さんは志摩市の演説会で従来の安保法制反対の立場を貫き「九条を変えたら防衛力が高まる、強い国になるというのは幻想的な話。平和主義、九条の中で現実的な安全保障を考えていくべきだ」と語った。藤田さんは公示前も、報道陣に希望と結んだ政策協定書と自身の主張が矛盾しないとしていた。

 これについて自民前職三ツ矢憲生さんは十三日、伊勢市の集会で「民進は安保法制反対で憲法違反と言っていた。希望は憲法改正もやりますと。昨日まで言っていたことと違う。選挙目当て以外の何物でもなくバッジを着けたいだけ。人間として信用できない」と批判した。

 共産新人の谷中三好さんも「安保法強行採決から二年、市民と野党の共闘を進めてきたのに、民進の方が希望を選ばれて共闘が実現しなかった。自民補完勢力の希望に一票を投じることは安倍政権を支える一票になる」とけん制した。

主な政党の公約

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