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三重

神戸高生が投票所案内 選挙への関心高める

2017年10月15日 紙面から

 衆院選の期日前投票所となっている鈴鹿市役所で十四日、同市の神戸高校の一年生四人がボランティアで受け付け業務を体験した。昨年の参院選から選挙権の年齢が十八歳に引き下げられたことを受け、若い世代の選挙への関心を高めてもらう狙いがある。

 十四日は、午前と午後に生徒二人ずつが参加。市選管スタッフのアドバイスに従いながら次々と訪れる有権者を案内したほか、選挙人名簿と照合しての本人確認、投票用紙の交付といった業務を約二時間ほど体験した。

 友人の誘いで参加した、いずれも津市の松井瑠希乃(るきの)さん(15)と行方歩夢(なめかたあゆむ)さん(16)は「投票所は静かで堅い印象があったが、子どもの声も聞こえたりして次第に緊張がほぐれた」。投票については「住んでいる地域のことなどに関心を広げ、十八歳になったら必ず行きたい」と話した。

 鈴鹿市選管の松岡正朋事務局長は「今回のような機会を増やすことで意識が高まり、若者全体の投票率アップにつながれば」と期待を込めた。十五日午前も生徒二人が受け付け業務に携わる。

 (山本克也)

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