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三重

最新の選挙人名簿登録者1万8590人増 150万超す

2017年10月12日 紙面から

 二十二日投開票の衆院選で、県選管は、有権者数にあたる最新の「選挙人名簿登録者数」(九日現在)が百五十一万三千九百二十二人だったと発表した。衆院選では初めて選挙権が十八歳以上に引き下げられたため、二〇一四年の前回と比較すると一万八千五百九十人増えた。

 選挙権を持つのは投票日翌日までに十八歳になる一九九九年十月二十三日までに生まれた人。県選管は年齢別の内訳を算出していないが、県内の十八、十九歳はおよそ三万六千人。二十歳以上の有権者で比較した場合、前回より約一万八千人減ったと推計している。

 有権者が最も多いのは3区の約四十一万六千人、最少は4区の約三十一万三千人。選挙区が五つだった前回は、有権者が最も多いのは旧3区の約三十四万千人、最少は旧4区の二十四万千人で、定数一減による選挙区割り変更で県内選挙区の一票の格差は一・四一倍から一・三二倍に改善した。

 このうち2区の内訳は、旧2区の鈴鹿、亀山、四日市市から約二十七万二千人、旧1区の伊賀、名張市から約十四万三千人で、旧2区からの有権者が旧1区からの一・九倍に上る。4区は大半が旧5区と同じだが、全体の12%にあたる約四万人は旧4区の多気郡三町から組み込まれる。

 3区は四日市市南部が拡大され、約六万五千人が旧2区から新3区に移る。四日市市ではこれまでの一つの投票所の区域が、2区と3区に分かれるケースもある。この場合、投票所が変更になる有権者もおり、県選管は「四日市の有権者は、投票券に印刷されている選挙区と投票所をよく確認してほしい」と呼び掛けている。

 (森耕一)

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