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三重

「大きな政局の中で判断」 4区、希望から出馬の藤田氏

2017年10月4日 紙面から

 三重4区で民進元職、藤田大助氏(41)は三日、希望の党公認で出馬が決まった。報道陣の取材に「大きな政局の中で決めた」と述べた。主なやりとりは次の通り。(聞き手・大島康介)

 −希望に決めた。

 賛成や反対の意見を多く聞いてきた。大きな政局の中で総合的に判断した。希望の政策協定書に署名し三日朝ファクスで送った。民進に離党届も出した。

 −協定は安全保障関連法を認める。

 集団的自衛権を容認した安倍政権の閣議決定や安保法は、違憲性が高いとの私の考えに変わりはない。協定は「安保法を憲法に則(のっと)って運用する」「不断の見直しを行う」としており、私の考えと矛盾しないと考えた。

 −協定は「憲法改正を支持する」と。

 九条の平和主義は守らなければならないが、環境権を加えるなど改正の議論はしていくべきだというのが以前からの私の立場だ。

 −小池百合子代表の印象は。

 報道を通じてしか知らないが、決断力があって物事を前に進める力がある。

 −共産党との一本化は難しくなった。

 こういう決断をした以上、仕方がない。

 −市民連合みえ4区に対して。

 理解してもらえないとは思うが、状況が変わったと説明していく。選挙で協力を得ることは難しいと思う。

 −岡田克也、中川正春、松田直久の三氏は無所属を選んだ。

 松田さんと中川さんは希望に行くと思っていたのでびっくりした。私が前職でないことも判断を分けたと思う。決めたことなのでぶれずに進む。

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