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三重

1、2区で野党共闘 共産が候補取り下げ

2017年10月4日 紙面から

 共産党の大嶽隆司県委員長は三日、松田、中川両氏の無所属出馬を「よく決断された」と評価し、同党の1、2区候補を取り下げる方針を明らかにした。1、2区は自民対無所属の一対一の構図となる見通し。

 大嶽委員長は松田氏の判断に「ずっと迷っていると言っていた。熟慮されたんだろう」。希望入りをとりやめた中川氏にも「希望がとんでもない党だと分かり英断をしてくれた」と理解を示した。

 共産は1区に中川民英氏、2区に内藤弘一氏を擁立。候補取り下げの前提として政策協定を結ぶ必要があり、大嶽委員長は「時間がないので至急協議を始めたい」と述べた。

 野党共闘の橋渡しをしてきた市民連合みえの岡歩美さん(26)も「市民の声が二人に届いた」と歓迎。数日中に候補一本化ができる見通しを明かした。

 一方、4区の民進元職藤田大助氏が希望で出馬することに「安保法制廃止を一緒にやってきたのに残念。政策より政局を優先した判断だ」と批判した。

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