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三重

嶋田氏、自民離党を保留

2017年9月23日 紙面から

 自民党に離党届を出した同党の衆院三重旧3区支部長の嶋田幸司氏は二十二日、都内で党県連会長の三ツ矢憲生衆院議員と面会した。嶋田氏は党への批判を強めていたが、三ツ矢氏は嶋田氏に「よく考えるように」と述べ、離党届を受理するかは週明けまで結論を持ち越すことになった。

 嶋田氏は県内小選挙区が四つに減り、県連の候補者調整で選挙区を失い反発。新3区で若狭勝衆院議員らの新党からの出馬を「選択肢の一つ」と述べる一方、急な衆院選は想定外で「勝てる態勢がないと難しい」と出馬への迷いも見せていた。

 三ツ矢会長は嶋田氏に「われわれはあなたをつぶそうとは思っていない。きょう結論を出さなくてもいい」と伝えたといい、嶋田氏は持ち越しを受け入れた。三ツ矢氏は取材に「選挙区を失った事情もあり、自民党に戻りたいといえば許そうと思う」と説明した。

 嶋田氏周辺によると、嶋田氏から「土日に選挙区で予定していた支援者との集会予定はすべて中止にする」と連絡があった。嶋田氏はこの日、取材に答えなかった。

 (森耕一、曽田晋太郎)

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