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三重

嶋田氏の離党届、自民県連が週内に受理へ

2017年9月20日 紙面から

 選挙区一減による候補者調整に反発した自民党旧3区支部長の嶋田幸司氏の離党届について、自民県連が週内に受理する見通しと分かった。嶋田氏は小池百合子東京都知事側近らの新党から3区で出馬することを「可能性の一つ」と述べ、状況を見極めている。

 県連の中森博文幹事長によると、嶋田氏は週内に都内で県連会長の三ツ矢憲生衆院議員と面会予定。中森幹事長は「事情が変わらなければその場で離党届を受理する」とした。

 嶋田氏は3区を現職島田佳和衆院議員に譲り選挙区を失った後の先月、都内で若狭勝衆院議員と面会。今月十六日には若狭氏が代表の政治団体「日本ファーストの会」の政治塾に参加した。

 嶋田氏が出馬すると3区は保守系が分裂選挙に。民進の岡田克也元代表が強く、厳しい選挙は必至で、一部県議は「他党と話しているなら除名にすべきだ」と話すが、中森幹事長は「選挙区を失った気の毒な事情もあり懲罰まではやりすぎだろう。今後どうするか関知しない」と話した。

 (森耕一、曽田晋太郎)

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