• 中日新聞ウェブ
  • 中日新聞プラス

三重

「市民連合みえ4区」発足 10月1日、伊勢で集会

2017年9月20日 紙面から

 衆院選の三重4区で、野党統一候補の実現を目指す団体「市民連合みえ4区」が十月一日に発足する。県内には「市民連合みえ」をはじめとする市民連合があるが、衆院の選挙区全体で活動する組織は初めて。

 伊勢市を拠点としている市民連合いせが発足を呼び掛け、三重4区内の九条の会や市民連合めいわなどが参加を表明した。民進党や共産党といった野党の候補者に一本化を働き掛ける。事務局の栗田淳子さん(59)は「党派を超え、市民と野党が共闘して安倍政権へ立ち向かうべきだ」と連携を呼び掛けている。

 設立集会は十月一日午後二時から、伊勢市勢田町の市労働福祉会館で。活動方針や市民連合みえで中心となっている三重大(津市)の森原康仁准教授の講演などがある。

 昨年七月の参院選の三重選挙区では、野党が一本化した民進党の芝博一氏を市民連合みえが支援。一人区で芝氏が自民候補を破っている。(問)市民連合いせ事務局=090(5134)7250

 (青木ひかり)

 <市民連合> 2015年9月に国会で成立した安全保障関連法(集団的自衛権の行使を含む)への反対運動がきっかけで、同年12月に誕生した政治グループ。学生団体「SEALDs(シールズ)」などが呼び掛けた。国政選挙において自民・公明の与党に対抗するため、候補を一本化するよう野党に働き掛けている。全国各地で支部のような組織が設立されている。

主な政党の公約

新聞購読のご案内