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三重

相次ぐ離党に危機感 民進県連「野党協力が必要」

2017年9月17日 紙面から

 民進党県連代表の芝博一参院議員は十六日、県連の会合後に津市内で会見を開き、前原誠司・新代表の就任後も離党の動きが相次いでいることへの危機感を示した。県内での野党連携については「しっかりと声を上げていきたい」と話し、引き続き検討する姿勢を示した。

 県連は、昨夏の参院選で、市民団体「市民連合みえ」と協定を結んで共産、社民と候補者を一本化し、自民の候補者に勝利した。芝代表は「県内ではスムーズに行くと思っているが、党の方針が最終決定していない」と説明した。

 前原代表は野党連携の見直しも検討しているとされるが、芝代表は「与党対野党のすっきりとした構図をつくるべきだ。そのためには野党側の選挙協力が必要」と主張した。

 一方で民進党の現状について「離党の関係の処理などに追われていて手いっぱい。野党連携の話し合いまでは、できないのではないか」との見方を示した。

 安倍晋三首相が早期の解散総選挙に踏み切る可能性については「分からない」とした上で、「相手から見れば良い時期」と党の状態に懸念を示した。

 (吉川翔大)

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