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石川

石川2区 柴田氏出馬へ 衆院選 民進県連が公認申請

2017年9月27日 紙面から

柴田未来氏

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 民進党石川県連は衆院石川2区に弁護士の柴田未来(みき)氏(46)=金沢弁護士会=を擁立することを決め、二十七日は党本部に公認申請のための手続きを始めた。柴田氏は本紙の取材に「私が手を挙げないと2区で不戦敗になってしまう。安倍政権の政策や今回の解散について不満を持っている人は多くいるはず。選択肢がないことでそういった人たちが自分の思いを表現できないのは不幸だ」と述べた。

 県連幹事長の一川政之県議が二十一日に柴田氏に「柴田さんを国政へと期待する民進党支援者、市民の声が多く、出てもらいたい」と出馬を要請。柴田氏が二十六日午後に一川氏に出馬する意向を伝えた。

 柴田氏は「昨年の参院選でふがいない結果だった私を推してくれる人がいるなら応えたい」とも語った。一川氏は「柴田さんは参院選に出馬し、有権者に顔を知ってもらっている。勝つための候補者を擁立することができた」と強調した。

 柴田氏は昨年七月の参院選石川選挙区に民進、共産、社民、生活の各党が推薦する野党統一候補の無所属新人として出馬。岡田直樹参院議員(自民)に敗れたが、全県で十九万一千票余りを獲得した。

 野党共闘について一川氏は「社民党とはこれまで通り連携をし、共産党とは、党本部の方針が決まった時点で判断する」と述べた。

 柴田氏は北海道紋別市出身。神戸大法学部を卒業し、二〇〇〇年に弁護士となった。一三年から金沢市の兼六法律事務所で勤務。

 石川2区には自民党の佐々木紀衆院議員(42)と共産党の本田正和氏(68)が立候補を予定している。

 民主(現民進)党は、一四年十二月の前回衆院選で石川2区に候補者を擁立できなかった。 (蓮野亜耶)

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