岐阜
2017年10月24日 紙面から
今回の衆院選の比例代表の投票率は56・55%で、二〇一四年の前回から3・64ポイント増えた。自民党は、小選挙区の五議席を独占した余勢を駆って、比例でも順当に得票した。前回より四万一千票近く多い三十三万七千票余となり、得票率も1・59ポイント上回る36・21%になった。
比例で自民党に次いで多かった投票先は、いずれも民進党の分裂で誕生した希望の党の十九万三千票余(20・77%)と、立憲民主党の十八万一千票余(19・46%)だった。
前回の二、三番手はともに民進の母体となった民主党(19・57%)と維新の党(16・42%)だった。この両党の得票が結局は、ほぼそのまま希望と立憲民主へ移行したとみられる。
公明党は十万票余で前回比1・22ポイント減の10・81%だった。共産党は野党乱立のあおりを受けて六万五千票弱にとどまり、2・94ポイント減の6・97%となった。