「今まで国政でも地域の問題でも実現する政治を徹底してきた。このことに信任をいただいた」。古屋圭司さん（自前）は十度目の当確の知らせを受け、午後八時すぎに多治見市若松町の事務所に姿を現すと、支持者と万歳し喜びを語った。

　元国家公安委員長や前党選対委員長という党要職として、選挙期間の約半分は県外で、応援に回った。本人の不在時は、妻の弓子さんや後援会メンバーらが選挙区を駆け回った。「総力戦による支援のたまもの。心から感謝する」と支援者らに感謝した。

　選挙戦では、現政権の進める経済政策の継続や、北朝鮮への圧力強化、中津川市に予定されるリニア中央新幹線の岐阜県駅を生かした地域振興を訴えた。

　「地方の中小、小規模企業に手厚い支援をして日本をさらに元気にさせる。地元にリニアの駅ができる千載一遇のチャンスを活用し、定住人口を増やし、税収を増やす政策を実現したい」と今後の取り組みを誓った。