衆院選投開票を前に、主な党派の県代表者が談話を発表した。　（上から衆院解散時の勢力順）

　自民党県連・野田聖子会長　二〇一二年に政権を奪還し、政策を一つ一つ実現してきた。未来は、具体的な政策があるからこそつくれる。それができるのは、私たち自民党だけ。われわれは、これからも政策を着実に、前へ前へと進める。県内五選挙区はもちろん、全国で愚直に、真面目に、具体的な政策を訴えた。皆さまにご理解いただけたと確信している。

　希望の党・今井雅人役員　森友・加計疑惑で、説明責任を果たそうとしない安倍政権の政治の私物化を許してはいけない。消費税増税の前に、負担できる人には負担を求め、そうでない人たちの負担を減らすべきだ。都市部優先のアベノミクスでは格差が拡大する。地方重視の政策へ転換すべきだ。しがらみだらけの政治を変革する断固たる決意で、最後まで戦い抜く。

　公明党県本部・水野吉近代表　今回の政権選択選挙にあたり、自公政権こそが時代の変化に対応した改革と政策を実行し、経済を好転させた安定政権であること、前回選挙で公約とした軽減税率の着実な実行、さらには消費税の使い道を変更し、幼児教育の無償化、私立高校の授業料無償化などに充てることを訴えた。断固勝利したい。比例は公明党にお願いします。

　共産党県委員会・松岡清委員長　大義なき解散以来の超短期決戦を、市民と野党の共闘で戦ってきた。公示直前の１区の候補者一本化は共感と信頼を呼び起こし、党派を超えた支援をいただいた。二年の共闘の絆は、逆流にも壊されず継続発展している。「安倍政権を倒して」という声に応え、比例で十三万票を獲得し、東海ブロックで現有二議席の確保に責任を果たす。

　社民党県連・森広茂代表　比例のみの選挙となった。疑惑隠し、党利党略の解散だけに、安倍政権に疑念を抱く県民が多く、憲法を守り、憲法を生かす政治と消費税増税反対、年金医療介護の充実、労働法制の改悪を許さないなど争点の多い選挙で、わが党の訴えを聞いていただける反応も非常に良い選挙となった。最後までご支援よろしくお願いします。

　幸福実現党県本部・加納有輝彦代表　わが国の政治全体が社会主義化してきた中、実質的にわが党のみが「真なる自由主義」を掲げた減税政策などを主張してきた。厳しい選挙戦に変わりはないが、政党の離合集散劇と相まって、わが党が立党以来、ぶれずに真正面から国防強化政策、減税政策を掲げて戦ってきたことへの評価、期待を徐々に感じるに至った。