選挙権が十八歳以上となって初の衆院選で、高山市選管は市内にある県立、私立の全六高校に、一日限定で期日前投票所を開設する。三日に開く市選管委員会で正式決定する。

　高山西、高山工業は十六日、飛騨高山山田キャンパスは十七日、斐太は十八日、飛騨高山岡本キャンパスは十九日、それぞれ放課後に設ける。飛騨特別支援学校は十八日の昼休みに開設する。

　高校生の主権者意識を向上させ、投票率を高めるのが狙い。市選管によると、昨年七月の参院選で市内の十八、十九歳の投票率は３９・６１％と、県内最低だった。担当者は「初めての選挙で意識づけることが重要。選挙を身近に感じてもらうことで将来につなげてほしい」と話している。

　国政選挙では、昨年の参院選で関商工高（関市）に一日限定の期日前投票所が開設されている。

　（坂本圭佑）