十月十日公示、二十二日投開票の衆院選を前に、県警は二十九日、県警本部と県内の二十二署に、選挙違反取締本部を設置した。

　本部捜査二課の入り口に看板を掲げたほか、県警幹部や各署の署長、捜査二課長ら百二十四人が出席する署長会議を開いた。山本有一本部長は「取り締まりを徹底して行い、選挙の公正の確保と、政治的不正の摘発を求める県民の期待に応えなければならない」と訓示した。捜査二課によると、前回衆院選での選挙違反は、文書掲示違反などの警告十一件だった。今回は、二十八日現在で、規格外の看板を設置したとして、警告を一件している。

　（高橋貴仁）