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岐阜

金子氏長男、後継目指す 4区、俊平氏が出馬意向

2017年9月23日 紙面から

 次期衆院選に出馬せず政界引退を表明した自民党の金子一義元国土交通相(74)=岐阜4区、当選十回=の長男で秘書の俊平氏(39)が二十二日、後継候補として出馬する意向を明らかにした。党岐阜県連は、岐阜4区の候補を全国公募して十月一日に決める方針で、俊平氏も応募する見込み。

 俊平氏は金子氏の事務所を通じ、「地元の皆さまの思いを背負ったままの父の姿を見て、父に代わって自分がそれを背負うことを決断した」とする談話を発表した。

 俊平氏は金子氏と同じ慶大卒。三井不動産社員を経て、二〇〇八年から岐阜県高山市の金子氏事務所の秘書となった。高山青年会議所の理事長も務めた。

 一九八六年に初当選し、国交相などを歴任した金子氏は二十日、「七十五歳は一つの節目」として次期選挙への不出馬を表明。二十一日の地元後援会などへの報告では後継について触れず、地元の市町村長や支援者から強い慰留を受けた。

 一方、党県連が二十二日開いた選挙対策委員会で、同じ岐阜4区で活動する藤井孝男元運輸相(74)を比例代表東海ブロックの候補として党本部に推す案も出た。七十三歳未満とする党の比例代表出馬の定年を超えており、特例として認められる必要がある。

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