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福井

「自民王国」不動 比例得票分析

2017年10月24日 紙面から

 二十二日に投開票された衆院選で、県内の比例代表の得票は、自民が政党別トップの約十五万三千票を獲得した。二番目に多かった希望(約七万四千票)の倍だったが、得票率は42・98%で、二〇一四年十二月の前回衆院選と比べると2・82ポイント低下した。

 希望の得票率は20・71%で、三位の立憲民主党は15・30%だった。全国的には立民が第一野党に躍進したが、県内の二つの小選挙区に候補者を擁立していた希望の方が支持を集めた格好だ。

 四位の公明は得票率9・24%で、前回並みだった。五位の共産は5・21%で前回より2ポイントほど落とした。六位は日本維新の会で、社民は諸派の幸福に抜かれて最下位の八位だった。

 市町別にみると、自民は全市町でトップを独占。希望は労組の影響力が大きい越前市で比較的高かった。比例代表の投票率は55・92%。投票者数は三十六万五千二百五十九人だった。

 (尾嶋隆宏)

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