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福井

浮動票、斉木さんに 2区出口調査、自民独り勝ち警戒

2017年10月23日 紙面から

 本紙は二十二日、福井2区で出口調査を実施した。普段の支持政党を「特になし」とした人の51%が希望元職の斉木武志さんに投票。自民支持者の多い県内で、自民の独り勝ちを警戒する心理が働いたとみられる。

 自民前職の高木毅さんは、全体では58%の支持を得たものの、支持なし層からの支持は38%にとどまり、斉木さんとは10ポイント以上差があった。

 比例代表でも、支持なし層の投票先は34%の希望が最も高く、続く自民を8ポイントほど上回った。支持政党が自民のうち、一割超が希望に投票した。

 重視した政策(二つまで回答可)では「教育、子育ての充実策」が22%で最も高く、「北朝鮮問題への対応」「消費税増税への対応」「年金の充実など高齢者対策」が続いた。選挙区内には原発の集中立地地域を含むが、「原発ゼロへの姿勢」を重視した人は15%にとどまった。

 憲法九条の改憲では、「分からない」という人が33%で最も高く、「変えない方が良い」が32%で続いた。自民が圧勝した県内でも「変える方が良い」という人は24%にとどまった。

 出口調査は2区の二十投票所で一票を投じた千百三十六人に聞いた。

 (片岡典子)

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