福井
2017年10月14日 紙面から
衆院選への関心を高めようと、越前町選管は十三日、人型ロボット「ペッパー」を書記に任命した。町選管の一員として任期の二十一日まで、役場来庁者らに期日前投票を呼び掛ける。
町選管によると、人型ロボットを導入した選挙の啓発活動は全国でも珍しく、県内では初めて。準備期間が短いことを補うインパクトのある啓発活動として、東京の民間企業の企画を採用した。
ペッパーは、平日は役場一階ロビーで、土、日曜日は近くの町生涯学習センターで活動。役場別館に設置された期日前投票所の案内や啓発キャッチフレーズ優秀作品の読み上げ、胸に取り付けられたタブレット端末で子ども向けの選挙の解説動画を上映し、選挙を啓発する。タブレット端末を操作すると、両手を上げるポーズを取って記念撮影にも応じる。
町役場でこの日、町選管の馬谷友江委員長=写真(左)=が辞令を交付。首に辞令を掛けられたペッパーは「明るい選挙推進のため一生懸命頑張ります」と意気込みを語り、かわいらしく頭を下げた。馬谷委員長は「先進的な取り組みで、家族ぐるみで投票できるような活動を期待している」と話した。
(山内道朗)