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福井

1区・希望公認の鈴木氏が出馬表明 構図固まる

2017年10月8日 紙面から

 衆院選福井1区で希望の党から公認を受けた鈴木宏治氏(43)が七日夜、福井市内で記者会見し、同党から出馬する意向を表明した。公示を三日後に控え、自民前職で元防衛相の稲田朋美氏(58)と共産新人の金元幸枝氏(59)の三人による自・希・共による対決構図がほぼ固まった。

 鈴木氏は会見で「(細野豪志元環境相と)政策がきちんと一致した第二政党をつくらないといけない、いずれは一緒に行動しようと話していた」と出馬に至った理由を説明し、地方分権による地域活性化などを訴えていく考えを示した。

 民進党県連が希望に公認申請していた県議の野田富久氏(70)ではなく、自身が選ばれたことに関して「一本化の話があり、野田さんには大変申し訳ないことになった」と語った。

 鈴木氏は県議だった二〇一二年に民主党を離党し、日本維新の会から衆院選に出馬。一四年の衆院選と一六年の参院選に維新系候補として挑んだが落選し、その後は維新前職の秘書を務めていた。

 維新には離党届を出しており、正式な推薦などはないものの、県内の維新関係者の支援を受けるという。民進党本部は希望の党を支援する方針だが、県連内には擁立を巡るしこりが残った。

 (中崎裕)

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