福井
2017年9月23日 紙面から
次期衆院選福井2区の自民党候補者選定で、県議会最大会派・県会自民党は二十二日、現職の高木毅氏(61)を推すことを申し合わせた。二十六日に開く予定の党県連執行部会で、意見表明する。
県議会議事堂で会派総会を開き、対応を協議した。福井2区を巡っては、県連会長の山本拓氏(65)=衆院比例北陸信越ブロック=が出馬の意向を表明している。県連は、県内党員を対象に、適当な候補者を選ぶ意向調査を進めている。
複数の県議によると、総会では二〇一四年の前回衆院選を前に、党本部が今後二回は福井2区の候補者を高木氏、比例の名簿登載上位を山本氏とするよう調整したことなどが説明された。
協議の結果、会派として「現職優先」を確認。異論は出なかったという。同会派の一人は「福井1区現職の稲田朋美元防衛相にも逆風が吹いている。これ以上もめると難しい選挙が一層難しくなる」と述べ、党として速やかな結束が必要との認識を示した。
県連執行部会は二十人で構成し、うち県議が九人。県議会の意見は重いとみられる。一方で「県連執行部会の意思決定に及ぼす影響は見通せない」(県連幹部)との声もある。