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福井

稲田元防衛相が辞任説明、謝罪 地元の自公県議に

2017年9月6日 紙面から

 南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報隠蔽(いんぺい)問題で防衛相を引責辞任した自民党の稲田朋美衆院議員(福井1区)が五日、福井県議会議事堂で自民、公明両党の県議らと面談し、辞任の経緯を説明した上で謝罪した。辞任から一カ月余りが経過したが、稲田氏の事務所によると、公の場で発言したのは防衛省での七月三十一日の離任式後、初めて。

 稲田氏は、県議会の開会日に合わせて訪問。非公開の面談後、本紙などに訪問理由を「辞任の経過や、皆さん方にご心配、ご迷惑をお掛けしたことのおわび」と説明した。その上で「原点に戻って、福井のためにしっかり頑張っていく」と語った。

 複数の県議によると、稲田氏は学校法人「森友学園」の訴訟への関与を否定した自身の国会答弁を撤回した問題や、東京都議選中の「自衛隊としてお願いする」との発言、日報隠蔽問題について時系列で説明し、謝罪した。次期衆院選にも触れ、逆風からの出発に覚悟を示したという。

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