長坂康正さん（自前）は午後十一時半ごろ、稲沢市の事務所で支持者の大きな拍手と歓声に迎えられた。三選を決め「皆さまとともに、この地域を守る。もっと安心安全で発展力のある地域づくりをしたい」と力を込めた。

　希望、共産が候補を擁立し、前回と同じ顔ぶれの三つどもえとなった。

　秘書として仕えた海部俊樹元首相の引退後、二〇一二年に出馬。三月から内閣府と復興庁の政務官を兼ね、安倍政権の一角を担う。希望への批判は極力抑え、政務官の実績やライフワークの防災対策を中心に訴えた。保守系の地方議員が多く、確実に票を固めた。

　岡本充功さん（希前）は比例で復活。あま市の事務所で「国政で恩返ししたい」と支持者に頭を下げた。