• 中日新聞ウェブ
  • 中日新聞プラス

愛知

12区重徳氏、無所属出馬へ

2017年10月7日 紙面から

写真

 民進前職の重徳和彦氏は六日、県庁で会見し、衆院選で希望の党公認を見送り、無所属で愛知12区に立候補すると表明した。十日の公示に向け、県内十五選挙区に出馬を予定する四十六人の戦いの構図が固まった。

 重徳氏は「志一本 無所属」と書かれたプラカードを掲げ、「希望の公認が(三次でも)下りず、その理由の説明も一切ない。無所属として、堂々と戦うことを決めた」と語った。

 無所属での出馬を五日に決めた伴野豊氏と同じく、希望に公認を申請したものの、なしのつぶて。希望側から説明はなく、民進の前原誠司代表から「今回は無所属で頑張ってほしい。小池(百合子・希望の党代表)さんの判断だ」とだけ伝えられたという。

 無所属で挑む意義を重徳氏は「地域の声なき声を聞く、私のこれまでの活動が、皆さんにどれだけ評価されているか。これが最大の争点だ」と語った。

 希望の党自体には「非自民、反共産の中道保守勢力が集まり、歓迎すべき姿になったと思う」と評価し、「しっかりと勝ち上がり、小池さんに、公認しなかった真意を問いたい」と話した。

 重徳氏が無所属となっても、重徳氏の総合選対本部長は引き続き民進前職、中根康浩氏が務める。中根氏は希望公認で比例代表に出馬を目指している。

 県内十五選挙区に出馬を予定する四十六人の内訳は自民十五人、希望十二人、立憲民主三人、共産十一人、維新と社民が各一人、無所属三人。

 (谷悠己)

主な政党の公約

新聞購読のご案内