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愛知

連合、14人の推薦継続 比例は各労組自主判断に

2017年10月7日 紙面から

 連合愛知は六日、民進党の分裂を受けた衆院選の対応を協議し、分裂前に出した候補十四人の推薦は変更しないことを決めた。比例代表は特定の政党を推さず、傘下の各労組の自主判断に任せる。

 十四人はいずれも当時の民進公認で、九月二十六日に推薦を決定した。衆院選を前に、九人が希望の党、三人が立憲民主党、二人が無所属と分かれた。

 離党していた愛知7区の山尾志桜里氏は推薦していない。

 本紙の取材に、土肥和則会長は「十四人とは個人として政策協定を結んでおり、小選挙区での支援に支障はない」と述べた。対照的に比例代表については「各政党の公約を受け入れられるか、各組合の事情によって異なる」と説明した。

 全国でも屈指の民主(民進)王国を支えてきた連合愛知。分裂劇には「安倍一強体制を止めるため野党が一つにまとまるはずが、こんな形になったのは残念。選別や排除の理念が正しいのかは疑問だ」と話した。

 総選挙が終われば、二〇一九年の統一地方選や参院選が次の目標となる。連合愛知が支持する政党は「現時点で未定」としながらも、「県議会や市町村議会の民進所属議員が分裂せず、一つにまとまって戦えるよう、支援していく」と述べた。

 (谷悠己)

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