愛知
2017年10月2日 紙面から
二十二日投開票される衆院選に向け、一日は衆院の解散後、初めての日曜日。出馬を予定する候補者たちは、運動会や秋祭り、朝市に顔を出し、顔や名前を売り込んだ。
岡崎市では自民前職が、地域の秋祭りをはしご。「自分を知ってくれている人もいるが、まだまだ(知名度が)足りない」と握手を繰り返した。
自民が連立を組む公明の街頭演説会では、五百人の聴衆に党の政策を説明し、理解を求めた。
さらに、新党「希望の党」と民進の合流を巡る動きを「いつまでたっても形が見えてこない。早く政策の議論がしたい」と批判。足早に、次の祭り会場に向かった。
犬山市では、民進元職が支援者らの集会に出席。民進や自身の混乱ぶりを説明した。
「離党も、希望の党への公認申請もしていない。どうなるか分からないというのが正直な状況。どういう立場で選挙に出るか、説明できず、申し訳ない」と頭を下げた。
名古屋市内でも、民進前職が六校の運動会をはしご。この季節は毎年恒例というが、市民からは「どこから出るの、無所属? 希望?」と質問攻め。
校庭内を回り、市民と握手を交わした前職は「安倍政権を何としても倒すため、ということで、ご理解を求めている」と語る。
運動会の手伝いに来ていた二児の母(43)は「一人は待機児童なので、仕事に戻りたくても戻れない。政権が代わるにしても代わらないにしても、子育てに適した環境をもっと整えてほしい」と話した。
(総選挙取材班)