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愛知

三都連合、日本盛り上げ 大村知事「両者の応援団に」

2017年10月1日 紙面から

 愛知・大村秀章、東京・小池百合子、大阪・松井一郎の三知事が顔をそろえた「三大都市圏連合(三都連合)」。十月二十二日投開票される総選挙を前に、大村知事が希望の党代表の小池、日本維新の会代表の松井の両知事間をつないだとされる。大阪市内のホテルで九月三十日にあった会見で、主な発言と、報道陣との一問一答は次の通り。 

 −総選挙の対応は

 小池 連携しようということで一致した。東京と大阪では、維新とすみわける。三知事がそろった街頭演説もしたい。

 松井 希望とは政策的にほぼ一致している。互いに最大限配慮はするが、東京、大阪以外の選挙区では切磋琢磨(せっさたくま)で当たることもある。

 大村 私は両者の応援団という形でやっていきたい。地元の愛知、東海にも仲間がいるので、両者の応援団として頑張っていきたい。

 −総選挙後の連携は

 松井 別の政党なので一緒になるわけではない。切磋琢磨しながら勢力を伸ばしていく。

 −総選挙に出馬は

 大村 そういうことは考えてない。愛知、中京地区は日本産業のセンター。ハートオブジャパンと称してさまざまな施策をやっている。これからも日本のハートとしてやっていきたい。三都連合で日本を盛り上げていきたい。

 松井 三都で一致したのに誰かが立候補したら、うそだったということになる。出ることはありえない。

 −三都連合の政策合意の位置付けは 

 小池 それぞれ都庁や県庁で(合意を)どう落とし込むかは事務方に指示することもある。互いに合意したことは、希望の代表として公約に入れ込んでいきたい。

 松井 合意した内容は、維新としては最初から維新八策(政策集)に盛り込んでいた話。

 −誰が連携を持ち掛けたのか 

 小池 この三人なら一致できると思い、声を掛けた。それぞれ即、『それはいいね』と。政策を積み上げ、松井知事とは選挙の話まで進めた。

 松井 大阪でやっていることを全国に広げる良い機会。全国に改革を広げることで日本の税金の使い方を見直せると思い、了解した。

 −両党の候補者調整は

 小池 基本的に大阪の小選挙区では維新の候補者が戦うので、私どもは候補者は立てない。民進からの入党希望者は、調整しているところ。

 松井 東京では、われわれは比例で戦う。

(今村太郎、中村禎一郎)

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