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愛知

赤松氏、無所属出馬を示唆 5区、「安保踏み絵」に反発

2017年9月30日 紙面から

 衆院選で愛知5区から出馬予定の民進前職の赤松広隆・元衆院副議長は三十日午前、名古屋市内で取材に応じ、小池百合子東京都知事が代表を務める「希望の党」からの公認問題について「安保法制に賛成、という踏み絵を踏まされるなら、公認申請など出さない」と述べ、無所属などでの出馬を示唆した。

 赤松氏は、政権交代を目指す方向性には賛成とした上で「安保法制について民進党(旧民主党)は全員が国会で反対した。筋を曲げてまで合流することは考えていない」と述べた。

 愛知5区では自民前職の神田憲次氏=比例東海=が出馬予定。二〇一四年の前回衆院選では赤松氏が勝ったが、一二年総選挙では二千票弱の差で惜敗。その選挙で一万六千票余りを公認候補が集めた共産党が、今回は赤松氏支援のため候補者を取り下げている。

 赤松氏は旧社会党出身で、民進党内で約二十人のリベラル派を率いている。今後の可能性として「無所属の方が選挙は戦いやすいが、比例で仲間を惜敗率で救うためには新党を考えた方が良いかとも思う」と説明。党代表選で支援した枝野幸男・代表代行ら、無所属出馬や新党設立を模索する勢力とは「連絡を取り合っている」とも述べた。

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