愛知
2017年9月29日 紙面から
十月十日公示の次期衆院選に立候補の意欲を示していた名古屋市の河村たかし市長(68)が、出馬しない方向で検討していることが分かった。
これまで市長は「名古屋のいい政治を日本中に広めんといかん」と出馬に意欲を示していた。ただ、自らの後継者探しが難航している上、自らが出馬した場合、東京都の小池百合子知事が代表に就いた新党「希望の党」から支援を受けるめどが立っていなかった。
一方、市長は「減税の火を絶やしてはいけない」と強調し、代表を務める「減税日本」から地盤の愛知1区に候補者を擁立し、自ら出馬しなくても別の候補者を擁立したい考えを示している。希望の党の公認や推薦が得られるかも模索する。