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愛知

各党に聞く

2017年9月29日 紙面から

◆地元経済貢献訴え 自民

 <自民党県連・三浦孝司幹事長> 希望の党は、県内の候補者が明らかになっていないので、影響は不透明だ。自民党が政権を奪還してから、円安誘導などで地元経済に貢献してきた実績をしっかり訴え、票が流れないように戦いたい。消費税の使い道を国民に問うという解散理由は大義がある。有権者にも理解してもらえるだろう。

◆発展的な解党必要 民進

 <民進党県連・塚本久幹事長> 民進が希望に合流する流れは止まらないだろう。民進が現状のまま存続していっても、政権を担える可能性はほとんどない。われわれの支持者は、ずっと野党でいいと思っているわけではない。政権を担える存在になるためには、民進は発展的に解党し、小異を残しつつ希望と大同することが必要だ。

◆現有3議席を死守 公明

 <公明党県本部・木藤俊郎幹事長> 選挙区に候補を立てず比例東海ブロックで戦うので、新党が盛り上がれば厳しい状況となる。新党の動きをしっかり見守る。全力を尽くして現有三議席を死守したい。公明は都議選で「都民ファーストの会」と選挙協力したが、都政でなく、国政に力を入れているように見える小池都知事の態度は残念だ。

◆改革推進への好機 維新

 <日本維新の会県支部・杉本和巳代表代行> 今回の選挙は改革を進めていくチャンス。厳粛かつ謙虚に受け止め、チャンスを生かせるよう選挙戦に臨みたい。小池都知事の希望の党とは政策が近い。「しがらみのない政治」が言葉通り、本当にしがらみのない人を民進から選んで希望の候補にしていくのかどうか、冷静に見ていきたい。

◆民進と共闘解消も 共産

 <共産党県委員会・石山淳一書記長> 民進と野党共闘を追求してきたが、安保法制を是とする希望の党に合流するのであれば、民進も安倍自民党の軍門に下ったということ。共闘のため擁立を見送った愛知3、4、5区でも民進候補が希望から出るのなら対立候補を出すことになる。(共産の)安倍政権打倒の役割がますます大きくなった。

主な政党の公約

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