愛知
2017年9月28日 紙面から
来月の衆院選で出馬に意欲を示している河村たかし名古屋市長は、代表を務める「減税日本」から愛知1区に候補者を擁立する方針を固めた。自ら出馬するか別の候補者を擁立するかは検討する。小池百合子東京都知事が代表に就いた新党「希望の党」の公認や推薦が得られるかも模索する。
河村市長は自身の立候補を前向きに検討しているが、衆院選に出馬した場合の市長職の後継候補が決まらず、希望の党との連携も見通しが立っていない。
市長は「減税の火を絶やしてはいけない」と強調しており、地盤とする愛知1区に減税日本から候補者を擁立し、自ら出馬しなくても別の候補者を擁立したい考え。希望の党の設立については二十七日、報道陣に「良いことだ」とし、衆院選での新党の位置づけについて「重要な選択肢になる」と話した。
愛知1区は一九九六年の衆院選から四回連続、当時の民主党などの公認で河村市長が当選。減税日本は前回の一四年衆院選で新人を擁立したが、落選した。