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愛知

3、4、5、7区で候補擁立せず 共産

2017年9月28日 紙面から

 共産党県委員会は二十七日、総選挙で、山尾志桜里氏が無所属で出馬する愛知7区では、当初の方針通り公認候補を擁立しないと発表した。5区でも野党共闘を優先し、候補を取り下げる。

 記者会見した石山淳一書記長は「(7区で)擁立を見送ってほしいとの支援者の声を受け、判断した」と述べた。自主投票とする。

 共産は野党共闘に前向きな山尾氏に配慮し、擁立の見送りを決めていた。しかし既婚男性との不倫疑惑を受け、山尾氏が民進を離党したことから、あらためて擁立も検討していた。

 7区からは自民現職の鈴木淳司氏(比例東海)も出馬を予定する。

 石山書記長は、5区で候補を取り下げる理由に、民進現職の赤松広隆氏(69)が以前から野党共闘に積極的な姿勢を示していることを挙げた。「共闘としてどういう形があり得るのか、考えていきたい」と話した。

 5区からは自民現職の神田憲次氏(比例東海)も出馬を予定する。

 共産は、同じく野党共闘を理由に3、4区でも候補を擁立しないことを決めている。

 (中村禎一郎)

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