東京都の小池百合子都知事が代表に就く新党「希望の党」の結党を受け、次期衆院選に出馬の意欲を示している名古屋市の河村たかし市長は二十五日、市役所で報道陣に「一緒にやっていかなきゃいかんですよ」と述べ、あらためて連携を模索する考えを示した。

　自身の立候補については「名古屋のいい政治を広げることは、すごい重要なこと。わしはわしで八年半（市長を）やっている」と出馬への意欲をあらためて語ったが、判断時期に関して「時間をちょうだいということですわ」と語り、引き続き熟慮する姿勢を見せた。

　衆院議員時代、旧日本新党の同僚だった小池都知事の代表就任には「よく知っている人だもんで、やりやすい」と歓迎した。

　市長が掲げる「納税者のための政治」と新党の政策との整合性については「以前、小池さんと直接話をした時に『その考え方に賛成だ』と言っていた」と強調した。