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一宮市選管、点検用の投票用紙を誤交付 1人分無効票に

2019年2月5日

 一宮市選管は四日、修文女子高校(同市日光町)に設置した知事選の投票所で、三日に投票した有権者一人に、投票用紙ではなく、用紙の自動交付機の動作点検で使うダミー用紙を交付するミスがあったと発表した。開票時に見つかり、正規の用紙でなかったため無効票になった。

 市選管によると、一日に投票所を設営した際、職員が機械からダミー用紙を出し忘れ、残っていたとみられる。用紙には架空の選挙名が記されていたが、有権者に渡す際も見逃したという。この投票所では三日に千三百十人が投票。閉鎖後に残票数と投票数が一枚合わず、誤交付が発覚した。

 市選管は再発防止のため今後は点検の際、実際の投票用紙を使う。市選管の木村武博委員長は「三日に把握したが、従事者への聞き取りと事実確認で発表が遅れた。貴重な一票が反映されない結果となり心からおわびしたい」と陳謝した。

 

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