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大村さん「県民と共に大飛躍」 一夜明け決意

2019年2月4日

3選を果たした愛知県知事選から一夜明け、新聞に目を通す大村秀章さん=4日朝、名古屋市中村区のホテルで

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 三日投開票された愛知県知事選で、過去最多得票となる百七十七万票余りを獲得し、三選を果たした大村秀章さん(58)が当選から一夜明けた四日、名古屋市内のホテルで報道陣の取材に応え、三期目への意欲を語った。経済や福祉政策を着実に進める考えを示し「県民と共に大飛躍する三期目にする」と決意を述べた。

 当選を伝える新聞に目を通した大村さんは「最多得票数と、八割を超える過去最多の得票率で支持していただき、正直驚いている」と明かした。「感謝するとともに、今後の仕事で頂いた支持にしっかり応え、責任を果たさないといけない」と気を引き締めた。

 三期目の飛躍のために必要な施策として、経済・産業の強化や外国人の受け入れを含む雇用の拡大の他、人づくりを挙げ「教育、医療、福祉をきめ細かく充実させていく」と述べた。

 大村さんは当選確実になってから四日未明まで取材を受け、就寝は午前二時半。体力維持のため飲酒を避けて選挙戦に臨んでおり、就寝前にスタッフを交えて二カ月ぶりに飲んだビールが「本当にうまかった」と笑顔を見せた。今後、二〇一九年度の県当初予算案編成に向けた調整などが本格化するため「目の前に多くの仕事が待っている。しっかりやっていく」と語った。

◆「スポーツ局」新設 組織再編を計画

 愛知県が二〇一九年度、二六年に県内で開催するアジア競技大会を見据え「スポーツ局」を新設するなど、大規模な組織再編を計画していることが分かった。現在の八部二局を十数局に再編するよう調整している。

 このほか、二二年秋に愛・地球博記念公園(長久手市)に開業予定のジブリパーク整備を担当する「ジブリパーク推進課」を政策企画局内に置く。現在、建設部内にある「ジブリパーク構想推進室」を発展させる形で構想の実現を加速させる。

 県は、庁内の引っ越し作業などに必要な関連経費を、県議会二月定例会に提出する一九年度当初予算案に計上する方針。

 

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