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3期目「県民と大飛躍」 大村さんに当選証書

2019年2月5日

知事選から一夜明け、選挙戦を振り返る大村さん=名古屋市中村区のホテルで

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 三日投開票された知事選で、過去最多得票となる百七十七万票余りを獲得し、三選を果たした現職の大村秀章さん(58)に四日、当選証書が手渡された。大村さんは、経済や福祉政策を着実に進める考えを示し「県民と共に大飛躍する三期目にする」と決意を述べた。

 県議会議事堂で県選管の加藤茂委員長から当選証書を受け取った大村さんは「感慨深く、改めて身が引き締まる思い」と心境を語った。

 当選から一夜明けたこの日朝、名古屋市内のホテルで報道陣の取材に応じた際には、当選を伝える新聞に目を通しながら「最多得票数と、八割を超える過去最多の得票率で支持していただき、正直驚いている」と明かした。「感謝するとともに、今後の仕事でいただいた支持に応え、責任を果たさないといけない」と思いを新たにしていた。

 三期目の飛躍のために必要な施策として、経済・産業の強化や外国人の受け入れを含む雇用の拡大の他、人づくりを挙げ「教育、医療、福祉をきめ細かく充実させていく」と述べた。

 大村さんは当選確実になってから四日未明まで取材を受け、就寝は午前二時半。体力維持のため飲酒を控えて選挙戦に臨んでおり、就寝前にスタッフを交えて二カ月ぶりに飲んだビールが「本当にうまかった」と笑顔を見せた。今後、二〇一九年度の県当初予算案編成に向けた調整などが本格化するため「目の前に多くの仕事が待っている。しっかりやっていく」と語った。

(中尾吟)

 

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